BOTTECCHIA EMME4 【納車】

レビュー

お久しぶりです。ケティです。

2019年はサイクルイベントをメインにブログを更新してきましたが、
2020年はそもそもイベントがほとんど開催されなかったので、
イベントのことを書くことができませんでした。

2021年になっても新型コロナの影響でサイクルイベント開催は困難な状況が続きそうです。
現在は特定地域で緊急事態宣言も出てますし、サイクルイベントも全然なくて正直しばらく予定がないです。自分は宣言が出ている地域に住んでおり、サイクル仲間とグループライドに行くのもためらいますし、ソロでロングライドも良いですが出先で何かあると病院にお世話になってしまいます。今怪我で病院に厄介になるのはあまり良いことではないので近所をのんびり走っているのみです。

昨年に参加したイベントは春から秋に延期開催になった吉野大峰ヒルクライムのみです。
ロングライド系イベントはエイドの関係もあるせいか軒並み開催中止になりました。
そんな中で盆休みを利用してソロで四国一周ライドをしたことが一番のイベントでした。

購入理由

前置きが長くなりましたが、今回は昨年の8月に納車した新しいフレームについて書いていきます。
それまではCARRERA(カレラ)のNITLO SLというフレームに乗っていました↓

現在はCARRERAのラインナップからは無くなってしまいましたが、
代わりの後継としてER-01が登場しました。
CARRERAのロードフレームは全てがカーボンのみでアルミやクロモリフレームはありません。
NITLO SLの位置づけとしてはエントリーグレードのフレームとなっており、
CARRERAのなかでは乗りやすさ・快適性重視のモデルです。

価格も定価15万円とカーボンフレームにしては手が届きやすい設定です。
(元々CARRERAのフレームは全体的にコスパいいです)
初めて購入してから5年ほど乗っていましたが、新しいフレームが欲しいなと・・・欲が出てきました。

元々はデザイン重視でフレームは選んだので、乗り換えた現在でもとても気に入っていますし手放す気もありません。ただエントリーグレードの宿命として重量と特にNITLOはリアの剛性がもう少し欲しいと感じていました。
ブレーキシューを新しくしてからダンシングとしているとシューがホイールと擦るんですね。シッティングで踏んでいる限りは剛性不足は感じないですしロングライドはとても快適です。

もとよりCARRERAのフレームはどのグレードのものでもレースを前提とした思想で考えられているみたいなので、このフレームでレース勝負ができるかというと全然いけると思います。
2台持ちにして用途別に使い分けても良いんでないかという考えもあります。

NITLOはのんびりロングライド用、NEWフレームはレース・時間制限付きのロングライドなど
ママチャリやマウンテンバイクを使い分けるようにロードバイクも複数持ちは全然ありだと思います。
(場所の問題をクリアできればですが・・・)
話が少し脱線しましたがそんな考えもあり新しいフレームを購入しようと決意しました。

フレーム選びに重視したポイント

購入を考えたのが2019年のオフシーズンで、
自転車フレームでいうと2020年モデルを中心に探し始めました。
重視したのが下記の4点。

①カラー
②デザイン
③ヨーロッパメーカ(できればイタリアン)
④リムブレーキモデル

①カラー
これは最も譲れないポイントです。
NITLOもそうですがブルー系・ブラック系のフレームでないと選択肢に入りません。

②デザイン
これも大事です。自分の感性にグッときたデザインでないと長く乗るのは難しいです。
デザインに若干関連することですが新しいフレームに求める性能としては、
軽量で登坂力のあるオールラウンド系バイクが欲しいなと思っていました。

③ヨーロッパメーカ
憧れです。もちろんアメリカンメーカやジャパンメーカの自転車も好きです。
(スペシャライズドのTarmacとかVengeかっこいいですよね)

でも自分が乗るならやっぱりヨーロッパメーカが良いです。
特にイタリアンメーカはカッコ良さ・美しさがあると感じます。

④リムブレーキモデル
コンポーネントはNITLOから載せ替える予定だったため、
ディスクブレーキモデルではなくリムブレーキモデルのフレームで検討しました。
できればブレーキもそのまま使用したかったため、
ダイレクトマウントではなく通常のキャリパーブレーキタイプなら尚良し。

購入フレーム候補

購入を検討し始めてから1ヵ月近くは探したと思います。
色んなメーカを検討しました。候補にしたフレームを上げてみました。

〇CARRERA エラクルエア
〇CARRERA SL7
〇TIME アルプデュエズ01
〇LOOK 785ヒュエズRS
〇FACTOR O2
〇GIANT TCR ADVANCED SL

〇CARRERA エラクルエア
色は最高です。
2020年モデルは多くのメーカで青系のフレームを見かけましたが、
中でもエラクルエアは2019年モデルながら、
他社にはない派手なメタリックブルーでかなり惹かれました。

ただ純エアロバイクという点と行きつけのショップ店長から滅茶苦茶硬いと言われたため、
またダイレクトマウントブレーキモデルだったこともあり見送りました。

〇CARRERA SL7
真面目に候補として考え2020年モデルで新しいカラーが出たらそれにしようとしていました。
ところが新型コロナの影響なのかCARRERAは新しい2020年モデル自体の発表が見送られました。
新型フレームどころかカラーラインナップも2019年モデルから変化なし。

2019年モデルも社長交代の事案もあり新型フレームの発表がなかったため、
2年続けて目新しい変化がありませんでした。
これは購入を考えるタイミングが悪かったなとCARRERAのフレームは諦めました。

〇TIME アルプデュエズ01
最有力候補でした。デザインは一番良いと思ってました。
リムブレーキモデルのラインナップもあり最後まで悩みました。
しかしながらネックだったのは価格。完全に予算オーバーでした。

フレームセットだけで60万円。TIME専売特許のアクティブフォーク仕様だと追加で7万円。
更にTIMEのフレームにした場合には、
TIME製のカーボンステムとカーボンハンドルが一番合うと言われます。
これも両方合わせて10万円。一式購入するとなると80万円近くするため諦めました。

色がブラック系でブルーが入ってなかったこともありました。
2021年モデルではMブルーというカラーが登場しました。
かなり好みの色なのでこれが購入時期にあったら購入していたかもしれません…。

〇LOOK 785ヒュエズRS
これもかなりの有力候補でした。
特に軽量・クライミングに特化したこのモデルは非常に魅力的でした。
価格も手が届きやすく設定されており十分に候補でした。

ただカラーリングが好みでない点とバイクデザインに惹かれなかった点もあり候補から外れました。
795ブレードRSは滅茶苦茶カッコよくて色もブルーがあったため良かったですが、
やはりオールラウンド系バイクが欲しいと思いこちらも候補から外れました。

〇FACTOR O2
以前試乗イベントに行った際に実際に乗りました↓

サイクルモードRIDE大阪2018 試乗感想①

持って軽い走っても軽いで非常に好印象だったので候補にあがりました。
とにかく走っているとタイヤが浮いてるのでは?
と感じるくらい静かで軽く強烈なインパクトがありました。

ホイールがCORIMAのチューブラーだったおかげもあると思いますが。
残念だったのは好みのカラーが無かったこと。

〇GIANT TCR ADVANCED SL
現在もリムブレーキをラインナップにおいてくれる数少ないモデルのひとつ。
気になっていたのは自分のコンポーネントがカンパニョーロだった点。

ものすごく個人的感想ですが、やはりGIANTだったらコンポはシマノが良いと思いません?
デュラエースを組み合わせたらものすごくカッコいいですが、
カンパニョーロ組の姿が想像できなかったです…。
(TCR でカンパ組してる方すいません)

あとGIANTにしたらホイールもシマノかCADEXにしたくなっちゃいますよね。
トップグレードで33万円というハイコストパフォーマンスも魅力的でした。
もし今の自転車が完全に乗れなくなってしまったら次はコスパ重視でTCRにするかもしれません。

今回購入したフレームを注文してから2021年モデルのフルモデルチェンジが発表されたため、
残念ながら購入タイミングが合わなかったです。現行カラーはかなり好みです。

他にもCOLNAGOのV2-RやBMCのSLR01も候補にあがりましたが、
カラーと価格がマッチしなかったため購入には至りませんでした。
WILIIERのZERO SLRも良かったですがディスク専用・電動専用フレームでしたのでNGでした。

フレームを探していて感じたのは、リムブレーキモデルの少なさです。
2020年には結構なメーカがトップグレードのフレームをディスク専用にしているため、
思ったよりもカラーを絞るだけで選択肢がないことに気がつきました。
2021年モデルまで待つことも考えましたが、待っても好みのフレームが来ない可能性もあります。

そんな中で見つけたのが実際に購入に至った BOTTECCHIA EMME4 SUPERLIGHT でした。

BOTTECCHIA EMME4 購入理由

①カラー
2020年モデルで(?)CHAMELEONカラーが登場。
メタリック調のブルーがどストライクでした。
MATT BLACK/PRISMAも良かったですが派手さを選びました。
細かい好みですがダウンチューブのメーカロゴは黒より白文字が好みです。

②デザイン
他のモデルと異なりスローピング角度強めの形状にそそられました。
特徴的な細めのフロントフォークにも美しさを感じました。
軽量・オールラウンド系バイクな点も良かったです。

③ヨーロッパメーカ
できればイタリアンメーカが良かったですが幸いにもBOTTECCHIAはイタリアンメーカ。
しかも調べると結構歴史あるメーカだということが分かりました。
実はコルナゴやデローザよりも歴史が古いそうです。
歴史があるブランド=信頼できるブランドという訳ではありませんが一つの指標にはなりました。

④リムブレーキモデル
EMME4が登場したのは2017年だったためリムブレーキモデルのラインナップがありました。
しかもダイレクトマウントではなく通常のキャリパーブレーキタイプ。
要求の全てを満たした数少ないフレームでした。

購入から受け取りまで

購入しようと大方決めてからも毎日のようにホームページを見ていました。
残念ながら行きつけのショップでは取り扱いができなかったため、
大阪のお店を訪ねて価格を聞いてみると定価よりもかなり安く購入できるようです。

ちょうどその頃に国がキャッシュレス5%還元キャンペーンをやっていた時期もあり、
価格的には想定よりもかなり安く抑えられ助かりました。(それでも安くはないですが)

2020年2月初旬にお店に注文をして1~2ヵ月くらい納期がかかりますとのこと。
個人的スケジュールとしては5月の吉野大峰ヒルクライムに間に合えば良いかなと思っていましたが、
間に合わなかったとしても7月開催のグラフンフォンド吉野のあとに載せ換える計画でした。

ところが4月頭に引き渡しできる旨の連絡があったもののその週末は都合が悪く、
次の週末に取りにいくかと思っていましたが、
4月上旬に大阪・兵庫に緊急事態宣言が発令され外出ができない状況に。

当初はこの新型コロナに対してどのように対処したらよいのか未知の部分が多く、
とりあえず外に出ず人との接触を避けることが大事だと思っていました。
感染したら自転車どころではないため、
ひとまずお店に連絡して宣言が解除されたら取りに行く旨を伝えました。

代金の支払いは引き渡しの際にする予定だったため、
申し訳なかったですが事情が事情だけにしばらく取りに行ける日まで待って頂くことにしました。
お店側にも寛大に対応して頂き非常に助かりました。ありがとうございました。
受け取りに行けるのに取りに行けないというのはもどかしいです。

だいぶ待ちましたがようやく6月頭に緊急事態宣言が解除されフレームを受け取りに行けました。
しかし当然ながら5月に予定されていた吉野大峰ヒルクライムも延期、
グラフンフォンド吉野は中止になりました。

フレーム受け取りから組み立てまで

フレームを受け取ったは良いものの、いつ組み換えようかタイミングに悩みます。
とりあえず受け取りが完了したので、
行きつけのショップでNEWバイク用のパーツ類一式を注文しておきました。

他店で購入したフレームでもコンポ組付けしてくれるか相談しましたが、
快く引き受けてくださり感謝しています。
コンポーネント一式は行きつけのショップで購入していますし、
自分は店長の腕をとても信頼しておりますので他店に頼むつもりはありませんでした。

注文したパーツ類も海外からの輸入品が含まれておりなかなか入荷したかったため、
結局一式そろったのは7月下旬頃だったと思います。
国内在庫があれば良かったのですがちょうど切らしていたらしく時間がかかりました。

昨年の夏は盆休みを利用して四国一周自転車旅行を計画しました。
そのため盆休み明けにNEWバイクを組むことにしました。
流石に自転車旅行は慣れた自転車で行きたかったですから。

パーツ類の入荷を待っている間に家で新しいフレームをずっと眺めていました。
早く組み換えたいなとワクワクしながら待っていましたね。

カラーがとにかく美しい。写真で見るよりもキレイだと思いました。
トップチューブ後ろにあるさりげないイタリアカラーがまた良いですね。

重量測定

重量も計ってみました↓フォークを含めた重量です。

あれ?想定よりもだいぶ重いですね(汗)
ホームページに記載の重量は約780gとあるので、
塗装の重量やコラムカットしてないことを考えても重いです。

フォーク単体では300~400g前後だったと思うのでフレーム自体の重量は1000~1100gでしょうか?
計りがおかしいのかと思いましたが、
ショップで計量してもらっても同じ重量だったので正しいようです。

これは正直かなり残念な事実でした。
未塗装で780gと謳うならせめて重くてもフォーク込みで
1300g台だと思っていましたのでショックでした。

もしかするとこのCHAMELEONカラーはかなり塗装が重いのかもしれません。
でもカラーはかなりキレイですし何よりNITLOよりは軽いのでこの点は目をつむることにしました。

組み立てから完成まで

8月に入り注文したメインのパーツ類が入荷したと連絡がありました。
パーツはハンドル・ステム・シートポスト・ボトルケージをお願いしましたが、
ボトルケージだけは入荷予定が立たないとので自分でアマゾンで購入して後付けです。

その他にチェーンとワイヤーは一式交換しました。
コンポーネントはNITLOで使用していたスーパーレコードを換装します。
フレームを注文してから半年、ようやくNEWバイクが完成しました。

はい、めっちゃカッコイイです。

実物見たらフレーム重量が重かったこととかどうでも良くなりましたね。
各所のチューブが割と細めなので、
ディープリムホイールを履かせるとボリュームが出てバランスが良くなります。

完成後の重量はサイコン類抜きで6.8~6.9kgくらいです。
NITLOは同じコンポ・ホイールを付けても7.4kgでしたのでフレームだけで500gは違います。
6.8kg台なら十分すぎるほどに軽いですね。

角度によってカラーが変わるのは見てても飽きがこないので良いですね。
とにかく見た目はカッコイイ!(2回目)

【納車】編はここまでとなります。

次は【実走】編で走行感や気付いた点について書いていきます。

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