カンパニョーロコンポーネント使用チームの活躍を振り返ります。
エシュボルン・フランクフルト(2022/5/1)が開催されました。
エシュボルン・フランクフルト
ドイツでは唯一のワールドツアーレースであるエシュボルン・フランクフルト(2022/5/1)が開催されました。
コース距離184kmのなかには8つのカテゴリー山岳が組み込まれていますが、ラスト40kmは平坦が続くため例年は山岳を耐えたスプリンターが勝利を掴み取るパターンが多くなります。
優勝候補としては、前回優勝のヤスパー・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・フェニックス)を筆頭に過去4連覇して相性の良いアレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)、ヘント〜ウェヴェルヘムで勝利し今季大活躍のビニヤム・ギルマイ(エリトリア)、フェルナンド・ガビリア(コロンビア、UAEチームエミレーツ)などのトップスプリンターが挙げられます。
序盤は5名の逃げが決まりフランクフルトのフィニッシュ地点を一度通過してから丘陵地帯を進んでいきます。メイン集団はボーラ・ハンスグローエがペースメイクを行いサム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ)のために長時間けん引を行います。
残り80km地点で一度逃げ集団は吸収されますが、ピエール・ロラン(フランス、B&Bホテルズ KTM)ら数名が新たな逃げを形成します。それでも最後の峠であるマンモルスハイン(距離2.3km/平均勾配7.6%)をハイペースで疾走したメイン集団からは逃げ切ることが出来ずフランクフルト市街地に入る前に吸収されてしまいます。
新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)や中根英登(EFエデュケーション・イージーポスト)がけん引するメイン集団は、この日も例年通りの集団スプリントに持ち込まれました。優勝候補筆頭のクリストフを引き上げたギルマイが加速して良い形で進むものの、他を凌ぐスピードを披露したボーラ・ハンスグローエのダニー・ファンポッペル(オランダ)がサム・ベネットを引き上げます。
勢いよく発射されたサム・ベネットの加速には誰も追いつくことができず、ガビリアやクリストフも健闘しますが及ばずそのままの勢いでサム・ベネットが勝利!実に1年近く勝利がなかったサム・ベネットが古巣に復帰後初勝利を上げました!
今後のワールドツアーレース予定
いよいよグランツール開幕戦の ジロ・デ・イタリア(2022/5/6~5/29)が開催されます。
今後もレースを楽しみつつカンパニョーロコンポーネント使用チームを応援していきます!
コメント