続き。
波乱の昨晩から当日の朝を迎えました。
ヒルクライムでは多くのひとは3本ローラーなどで入念にアップするようですが、
私はローラーをもってないので吉野山を走り回ってアップしてました。
当日は公道での自転車でのアップが禁止されていたので、文字通りに走り回っていました。
やはり吉野は良いです。吉野すばら。
参加人数は500名程度でした。
下千本の駐車場から七曲坂を下り、近鉄吉野駅横の県道37号線からスタートします。
そして前日スペシャルゲストで来られた山本元喜選手も特別ゲストとして参加。
山本選手は最後尾からのスタートのようです。
確か4・5名ずつ10秒ごとに時間差スタートし、自転車に取り付けたセンサにてタイムを計測する仕組みです。
ここでスタートまでの待ち時間にトラブル発生。
淡路島のときにも発生したサイコンが計測してくれない事件が起きます。
さすがにヒルクライムでサイコンが使えないのは厳しいので必死の蘇生活動。
しかし活動虚しく計測が再開できないままスタートを迎えることに。
もうどうにでもなれという感じでスタート。
ヒルクライムではスタート直後をいかにマイペースで登るかが重要と聞いていたので、
ひとまずはマイペースで登ることに。
そんな自分の思惑とはお構いなしに一緒にスタートした人は最初からハイペースで登っていく。
ついて行こうかと考えたが最後まで持つ自信がなかったのでマイペースで登る。
そしてあっさりと序盤で山本選手に抜かれる。速すぎます。
普段の金峰神社へ上るルートとは別のルートでひとまず金峰神社まで登っていく。
おおよそ金峰神社までが半分で、残りは金峰神社から青根ケ峰方面へ登ります。
金峰神社まではペースを作ってくれる方の後ろでひたすら粘りました。
ずっと前を引いていただくのも悪いと思いつつも自分も一杯一杯。
ここまで来てもまだ半分かと思いつつ、もう限界が近いことを感じる。
心拍数は計測できなかったですが、おそらくこの辺りで180近い数値はでていたと思う。
金峰神社を過ぎて少しすると吉野大峰ヒルクライム一番の激坂が登場します。
おそらく10~15%程度の坂だと思いますが、ここまでに体力を消費していた自分に止めを刺すには十分でした。
それまで粘って何とかついていた人とついに離れ遅れていきます。
この時点で足が残っておらず、ついていくことができませんでした。
もうこうなるとペースアップはできませんので淡々と上るしかありません。
試走もしなかった上、サイコンも計測できなかったため、
あと何キロでゴールなのか分からないままひたすらにこぎ続けます。
なんでこんなキツイことをしているんだという自問を頭の中で繰り返します。
残り1kmの看板が見えた時点でようやく精神的な安堵感が湧いてきました。
最後の力を振り絞り必死のダンシング。
そして無事にゴール!
ゴール直後の感想: しんどかった…。やり切った…。もう登れん…。
ゴール地点はここがゴール!?というような場所に設置してあり戸惑いました。
ゴールから特設の表彰式会場まではしばらくの下り坂。
この下り坂が石や枝葉などが多く少々ビビりながらの移動でした。
すでに会場には先にゴールした多くの参加者が。
会場では豆乳・コーヒー・コーラを配っていました。
自分は豆乳をチョイス。筋肉ツケルヨ。
表彰式までしばらく待っているとリザルトが張り出される。
自分の順位は…。お、目標の順位半分以上はクリアできておりました。
結果には満足。やりきった感も十分でした。
来年は100位以内を目指します。
ちなみに優勝者には特別ジャージが贈呈されていました。
吉野らしい桜がプリントされた黒基調のジャージでしたよ。
帰り道は表彰式会場からゴール地点までは一旦の上りなのがしんどい。
途中で景色が良い場所があったので記念撮影。
山々が続く景色が最高にきれいで、山に飲み込まれるような風景でした。
初めてのヒルクライムとしては満足のいく結果だったと思います。
しかしサイコンが普通に使えていればもう少しペースマネジメントできたのではないかと思うと悔しい。
頼むよ僕のキャットアイ…。
来年も開催決定とのことですので皆さんも是非吉野大峰ヒルクライムに参加してみてはいかがでしょうか。
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