カンパニョーロ使用チームの活躍を振り返ります。
先週はワールドツアーレース開幕戦 UAEツアー (2022/2/20~26)が開催されました。
例年なら1月のオーストラリアのダウンアンダーが開幕戦が例年ですが、
昨年・今年と新型コロナの影響で開催中止となりました。
また、北のクラシック開幕戦 オンループ・ヘット・ニュースブラッド (2022/2/26)も開催。
いよいよロードレースシーズンが本格的に始まりました。
UAEツアー
今年のUAEツアーは平坦ステージが4回(第1・2・5・6)、個人TTが1回(第3ステージ)、
山岳ステージが2回(第4・7ステージ)というステージ設定。
第1・2ステージは平坦ステージで、ヤスパー・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・フェニックス)とマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、クイックステップ・アルファヴィニル)が勝利!
第3ステージは個人TT(9km)でシュテファン・ビッセガー(スイス、EFエデュケーション・イージーポスト)が勝利!個人TT世界王者のガンナを抑えてのステージ優勝はお見事でした!
第4ステージはジュベルジャイスへの山頂フィニッシュステージでタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)が勝利!勝ち方が計算されたまさに王者の走りでした。
チームとしても山岳でのコントロール力は昨年以上に向上していました。新加入のジョージ・ベネット(ニュージーランド)とジョアン・アルメイダ(ポルトガル)の活躍が光っていましたし、ラファル・マイカ(ポーランド)の献身的なアシストは素晴らしかったですね。
UEAチームエミレーツはカンパニョーロ使用チームですから、これがワールドツアーレースでの今シーズンカンパ1勝目となりました!
第5ステージは平坦ステージで、ヤスパー・フィリプセン(ベルギー)が今大会2勝目!かなり調子良さそうな印象でしたので今後のグランツールでの活躍が楽しみです。
第6ステージでは平坦ステージでまさかの逃げ切り勝利!マティアス・ヴァチェク(チェコ、ガスプロム・ルスヴェロ)が5人での逃げからスプリントで勝利をもぎとりました。しかもなんとマティアスは19歳!ワールドツアーレースでの史上最年少勝利者となりました。
ガスプロム・ルスヴェロはカンパニョーロ使用チームですから、これがワールドツアーレースでの今シーズンカンパ2勝目となりました!素晴らしい!
最終第7ステージはジュベルハフィートへとのぼる山頂フィニッシュステージ。ステージ優勝はポガチャルが今大会2勝目!アダム・イェーツ(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)との一騎打ちを制しステージ優勝と総合優勝を果たしました!
最後はアダム・イェーツとの2人での勝負になると思っていましたが予想通り最後は2人でのスプリント勝負となりました。1週間ほどのステージレースではアダム・イェーツは本当に強い。ポガチャル以外の選手に対しては圧倒する力を見せていました。
そしてポガチャル強し。このステージ勝利で2年連続総合優勝となりました。このステージ優勝でカンパ3勝目と総合優勝でさらに勝利数を加算しUAEツアーでカンパ4勝と素晴らしい結果となりました。
オンループ・ヘット・ニュースブラッド
北のクラシック開幕戦のオンループ・ヘット・ニュースブラッドが開催されました。ベルギーフランドル地方で行われるワンデーレースの初戦で、視聴者としては今シーズン誰が調子が良いのか分かる重要なレースです。レースは204kmコースでレース後半を中心に13の登りと9の石畳(パヴェ)セクターが組み込まれます。
結果はワウト・ファンアールト(ベルギー、ユンボ・ヴィスマ)が最後の上り直前にライバルの意表をつくアタックを成功させて独走勝利!ファンアールトは直前のシクロクロスシーズンも絶好調でしたので今年の北のクラシックではかなりの好成績が期待できそうです。今年からユンボ・ヴィスマへ加入したティシュ・べノート(ベルギー、ユンボ・ヴィスマ)も調子良さそうでした。
昨年のパリ~ルーベ覇者のソンニ・コルブレッリ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス)も終盤まで先頭集団に残り最終的に2位と好調がうかがえました。カンパニョーロ使用チームのAG2Rシトロエンではグレッグ・ファンアーヴェルマート(ベルギー)とオリヴェル・ナーセン(ベルギー)がそれぞれ3位と4位になり今後のレースでの活躍に期待です。
今後のワールドツアーレース予定
今週はストラーデ・ビアンケが(2022/3/5)開催されます。
また、来週からはパリ~ニース(2022/3/6~3/13)とティレーノ~アドリアティコ(2022/3/7~3/13)が開催されます。
今後もレースを楽しみつつカンパニョーロコンポーネントの使用チームを応援していきます!
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