先月発売の Cycle Sports 2022年2月号 にはカンパニョーロ2022のカタログが付録しています。
2021年版からのアップデートをチェックしていきます。
カタログのほかにも シューズトーカバー も付属してますので2月号は大変お得です。
BORA ONE の廃番
ボーラシリーズの名作ホイールであるBORA ONEがカタログ落ち廃番になりました。ULTRAシリーズと比較しコストパフォーマンスに優れた名作だっただけに残念でなりません。
ハブ素材はアルミ製のため、剛性重視でULTRAのカーボンハブより好んで使用する人もいましたね。今後はエアロホイールのWTOシリーズをメインに据えるようです。
BORA ULTRAも廃番?
カタログにはBORA ULTRAのラインナップもなくなっていましたが、代理店のカワシマサイクルのHPにはまだBORA ULTRAのラインナップがまだ残っています。イタリア本国のHPを確認してもまだラインナップは残っていますので、まだ完全に廃番になった訳ではなさそうです。
元々BORA ULTRAシリーズはディスクブレーキ仕様がないため、これでノーマルのBORAは完全にリムブレーキユーザのためのホイールとなりましたね。カンパニョーロコンポでリムブレーキの販売が終わらない間は販売は終了しないと思いますが、念のために欲しい方は早めに入手するのが良さそうです。
BORA ULTRA WTOの追加
エアロホイールWTOシリーズにULTRAの名を冠したホイールがついに登場!
①C-LUXフィニッシュ
チューブレスシステムのための新しいリム表面加工技術により気密性やリム耐久性が向上。さらに塗装にラッカーを使用しないために軽量化にも貢献。ノーマルのWTOと比較しても表面の美しさが際立っています。まさにULTLAに相応しい最高峰の仕上がりとなっています。もちろんチューブレス化にあたりリムテープは不要です。
②H・U・L・C構造
WTOシリーズから再設計された新しいリム構造。カーボン成型技術をさらに進化させ、より強度・剛性・軽量性を向上。とにかく美しいの一言に尽きます。
③Aero Mo-Mag
WTOシリーズではリム外出しだったニップルを内側に隠してしまうシステムで、さらにエアロダイナミクス効果と軽量化を可能にした。
④CULTベアリングへアップデート
ノーマルWTOではUSBシステムだったベアリングをCULTシステムへアップデート。より回転を滑らかにし腐食の心配がないため長期間にわたりパフォーマンスを維持します。
⑤ハブ素材の変更
前輪はアルミからカーボン素材へアップデートし軽量化を果たしました。後輪は回転駆動とディスクブレーキ制動へのねじれトルク耐性を上げるためアルミ製を採用しています。
どれを上げてもULTRAに相応しいアップデートとなりました。BORA ONEとBORA ULTRAの違いくらいを想定していたらとんでもないアップデートでしたね。WTOシリーズから3年の歳月をかけて研究・開発されてきただけあります。価格もULTRAに相応しいお値段でしたね…。
コンポーネントラインナップ
コンポーネントについては2021年からラインナップ変化はありませんでした。詳しくは2021年考察をご覧ください。今年はレコードやコーラスにEPSラインナップが加わるのではないかと予想されます。新しい情報を待つことにいたしましょう。
まとめ
カンパニョーロ2022年カタログの考察を行いました。昨年からの違いはホイールラインナップの変更が主な話題でした。今年はどんな新しい製品を発表してくれるのか楽しみですね。
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